空き家で芸術祭を

   

野外アート ツリー
 
 ここ数年、相次いで全国各地に新しい芸術祭が誕生している。簡単に言えば、それぞれの会場を見て回る、周遊型の芸術展という趣だ。アートの分野でも、時代はハードからソフトへ移行ということだろうか。
 当地の十勝帯広でも、14,5年前に開催された野外芸術祭「デメーテル」を契機に、アート作家による野外アートが毎年開催され続けてきた。

 報道によると、全国の空き家率は,13.5%と過去最高になったそうだ。
 街なかに限らず、郊外にある廃屋となった農家民家、使われなくなった廃校など、風景や自然に溶け込んだ生活歴史遺産を活用したアート展の開催を模索できないだろうか。毎日どこかの地区で、スボット的に訳のわからない芸術品が突如出現する。ワクワクしながら散歩やドライブができ、今まで見慣れた風景が、この上ない至高の風景に変わるのだ。

 帯広の野外アートは、一旦今年で閉幕とのこと。

 残念・・・。

 この時期、全国各地で開催されている豊作を祝う収穫祭は、農産物のつかみ取りやカラオケ大会など、行政主導のありきたり感が満載。これはこれでいいのだろうが、じっくりと芸術も鑑賞できるようなこのようなイベントも、行政側は支援を続けて欲しい気がする。

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